2017年09月30日

目の錯覚、心の錯覚

こんにちは。

前回の記事で“ゲシュタルト崩壊”という感覚(認識)がおかしくなってしまう現象について話しましたが、

今日は“錯覚”を扱います。

“錯覚”とは感覚がおかしくなっていないにも関わらず、実際の現象とは違う認識をしてしまうことです。

言葉をだらだらと並べても面白くないので早速体験して貰いましょう。

下の画像の交差点が切り取られた部分を見てください。





どうでしょう、空白の部分が円形に見えてきませんか?

これは図形や線が途切れていると、「その上に覆いかぶさっているものがあるはず」と脳が補完

(勝手に認識)するからです。

今回の例の場合は、「白い円が交差点の上に置いてある」と脳が補完したため起こった錯覚です。

何故そんなことを、と思われるかもしれませんが、物の形を正しく認識するために必要なのです。

では、もう一例いってみましょう。

下の図の(矢印部分を除いた)線分はどちらが長いでしょうか?







「あ、これ知ってる!下の線の方が長く見えるけど、同じ長さなんでしょ!」

と思われた方が多いかもしれません。

もっとも有名な錯覚の問題の1つですからね。

が、この2つの線、長く見える下の線が実は本当に長いのです。

長いと見せかけて実は同じ、と思わせて本当は…という心の錯覚を利用した嫌らしい問題です(笑)

常識に囚われずに穿った見方をすることができれば、物事の本当の姿を捉えることができるかも

しれません。

まあ、こんなことを言っている私は引っ掛けの類に弱いのでまだまだ精進が必要なのですが^^;
  


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2017年09月28日

見れば見るほど混乱するゲシュタルト崩壊

こんにちは。

昨日自習の時間に中学生の子と漢字について話していました。

その中で、作文で「事」の字を多用していたら「事」の字が本当に自分で書いたものが正しいのか

分からなくなってしまったことがあると言われました。

有名?な “ゲシュタルト崩壊” ですね。

あるものを見続け(たり、聞き続けたり、触れ続けたりし)ていると

「あれ?これってこんな形だったっけ?」

と混乱してくる現象です。

視覚で特に起こりやすく、中でも漢字や平仮名で頻発します。

アルファベットでは起こらないため、いくつかのパーツが集まって構成されているか否かで決まる

のかもしれません。

目の疲れのせいではないとのことですが、未だに正確な原因は判明していないそうです。

ただ、健康な人でも起こるためこの現象に出くわしても心配する必要はありません。

その文字なりをしばらく見ないようにすれば感覚は復活します。

わざわざ狙って起こすものではありませんが、折角なので体験してみましょう。

万が一、気分が悪くなるようでしたらすぐに止めてください。

下の画像を20~30秒眺めてから何も見ずに「野」の字を書いてみてください。

スラっと書けたら認知能力が高いかも!

(私は専門家ではないため、認知能力と因果関係があるかは知りませんが^^;)





後、明日は私が不在のためブログの更新はありませんm(_ _)m  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 16:06Comments(0)日記

2017年09月27日

畳パワー

こんにちは。

いきなりですが、皆さんのお宅に畳はあるでしょうか。

私は作務衣を何着も持っていたり下駄をオーダーメイドで作ったりと和風のものが

大好きなので、住んでいる部屋にも畳を数枚敷いて“畳空間”を作りました。

が、今になって「しまった…」と少し後悔しています。

帰宅後にご飯を食べたりした後に「よっこらしょ」とその畳に腰を下ろすのですが、

快適過ぎてそのまま眠ってしまうのです ^ ^;

夏場ならまだしも、最近は寒さで目が覚めるためそのうち風邪をひくでしょうね(笑)

私の日本人のDNAに直撃しているのかと思っていたのですが、どうやら科学的な

根拠があるとか。

なんでもストレスを軽減したり気持ちを落ち着かせてくれる物質が数種類含まれて

いるそうです。

他にも湿度を調整したり、空気を浄化したり、消臭効果があったりと様々な働きがある

らしく、そんない草にの力を見抜いた先人の英知に感服です。

このような効果があるのならば畳空間を拡張することも考えてしまうのですが、健康の

ためにもそんな構想は畳んだ方が良いかもしれません。



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 21:02Comments(0)日記

2017年09月26日

聖書に登場する羊

こんにちは。

昨晩食材を買いに行った際に羊肉が目に付き、夕食はジンギスカンになりました。

羊を食べていたせいかふと旧約聖書のカインとアベルの兄弟のことを思い出しました。

普段はジンギスカンを食べてもまずそのようなことは思いつきませんが^^;

ある日この二人の兄弟はそれぞれ収穫物を神に捧げます。

兄のカインが野菜を弟のアベルは羊を捧げたのですが、神はアベルの供物のみ評価しました。

このことでカインはアベルを恨むようになり、人類最初の嘘と殺人に繋がります。

では何故神はアベルの供物を評価したのでしょうか。

この疑問に対する答えは現在でも様々な説があるためこの場で断定することはできないのですが、

仮に二人の捧げ物が逆だったとしてもアベルが選ばれていたのではないかと私は考えています。

“何を捧げたか” ではなく “どのような気持ちで捧げたか” を神は見ておられたのではないかと思う

からです。(てんで見当違いなら済みません!キリスト教徒ではないもので)

私は無宗教ですので入信を勧めるわけではありませんが、各宗教が何を教えているかを知るのは

決して無駄にならないので一度教義に目を通すのも良いかもしれません。

私自身、記憶が大分おぼろげになってしまっていますし…



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 21:37Comments(0)日記

2017年09月25日

年内解散と新代表野党、話題の新党

こんにちは。

今月初めに民進党の代表選挙が行われ、新たに前原誠司さんが選出されました。

前途多難な船出と言われていますが、安倍晋三首相が衆院を年内に解散する腹積もりだとか、

小池百合子東京都知事が新党を立ち上げた等々、国政に関して話題に事欠きません。

実際に選挙になったとして自民党がどのような公約を打ち出してくるのか、民進党やその他の

野党は政策をすり合わせて共闘してくるのか、新党はどのような姿勢で臨むのかと見極める

ポイントが沢山あります。

過去の選挙が重要でなかったわけではありませんが、国内外の情勢が不安定なこのタイミングで

年内に選挙が行われるとしたら、その結果は大きな意味を持つことになるでしょう。

与党、野党、新党の今後の動向に要注目ですね。



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 16:51Comments(0)日記

2017年09月22日

秋分とお彼岸

こんにちは。

明日9月23日は“秋分の日”で祝日のため塾もお休みです。

さて、この秋分ですが春分や夏至、冬至と並んで二十四節季の代表と言えるでしょう。

昼が最も長いのが夏至で夜が最も長いのが冬至、そして春分と秋分は太陽が真東から昇り

真西に沈むため昼の長さと夜の長さが同じになります(実際には昼の方が若干長いのですが)。

太陽の出ている時間以外にも様々なイベントがある二至二分ですが、春分 ・秋分ではやはり

お彼岸でしょうか。

春分 ・秋分の前後3日間を含めた計7日間がお彼岸の期間となっており、仏様の供養をする

ことで極楽浄土に行くと考えられていました。

しかし何故夏至や冬至ではなく、春分と秋分が供養をするのに適しているのでしょうか。

その理由が上述の太陽が昇り沈みする方角にあります。

ご先祖様がいるのが「彼岸(ひがん)」で私達がいるのが「此岸(しがん)」なのですが、彼岸は

西に此岸は東に位置するとされています。

春分と秋分は太陽が真東と真西に昇り沈みするため、この時期に彼岸と此岸が一番通じやすい

とされ、先祖供養をするようになりました。

今日はまだお彼岸の中日ではありませんが、お萩(はぎ)を食べて日頃の“彼此(あれこれ)”に

感謝するのも良いでしょうね。



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 16:51Comments(0)日記

2017年09月21日

倍数のルール

こんにちは。

先日、小学生の生徒さんが素数の範囲で苦戦していました。

素数は中学生になっても「あれ、素数って何だったっけ?」となることがある手強いやつです。

ですので今日は素数を考える上でも大切になり基本である“倍数”のお話をします。

「2の倍数」と言えば小学校で習った二の段を思い浮かべて貰えればそれと同じですね。

「3の倍数」ならば三の段を、「4の倍数」ならば四の段をと続いて行きますが、私たちは九九

では10が関わる掛け算を覚えていないため、大きな数を出されるとそれが何の倍数なのかを

素早く求めることができません。

どの数の倍数か(どの数で割れるか)をその都度計算していては時間が掛かるため、2~5の

倍数のルールを紹介します。


2の倍数:一の位が0か2か4か6か8である(偶数である)

3の倍数:各位の数の和が3の倍数である

4の倍数:下二桁が4の倍数である

5の倍数:一の位が0か5である


2と5の倍数のルールはシンプルでご存知の方も多いでしょうが、あまり知られて(使われて)

いないのが3と4の倍数のルールです。

では実際に数を挙げて考えてみましょう。今回は12345で考えてみます。


⑴ 12345は3の倍数か

12345の各位(万の位、千の位、百の位、十の位、一の位)の数はそれぞれ1と2と3と4と5です。

3の倍数かどうかを調べるにはこの各位の数字を足したものが3の倍数であれば良い訳です。

1 + 2 + 3 + 4 + 5 = 15

各位の数を足した結果15になりました。

15は3の倍数ですので12345も3の倍数になります。

⑵ 12345は4の倍数か

12345の下二桁は45です。

45 ÷ 4をして割り切れるか調べても良いのですが、4×11の44が4の倍数であることを踏まえると

45が4の倍数でないことにも気づきやすいですね。

ということで、45は4の倍数でないため12345も4の倍数ではありません。


どうでしょうか。12345÷3や12345÷4をするよりよっぽど簡単ではないでしょうか。

このルールは知っていれば必ず使える機会があるので是非覚えてみてください。



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 21:28Comments(0)日記

2017年09月20日

国語の教材に載っている悲しいお話

こんにちは。

私がポチポチと作業をしているとよく自習をしている生徒が質問に来てくれます。

今日は国語の勉強をしていた子が 「寄寓(きぐう)ってどういう意味ですか?」 と聞きに来ました。

また古い言葉をと思っていたら、教材は森鴎外の『舞姫』。

なるほどと納得すると同時に表情が若干苦いものになりました^^;

私は多少ご都合主義と言われようともハッピーエンドが好きなので『舞姫』のような物語は苦手です。

他に国語の教材に選ばれている森鴎外の作品として『高瀬舟』がありますが、あれも暗いですよね。

『少年の日の思い出』や『ひよこの眼』、『こころ』など私たちのハートをブレイクしてくる教科書の作品は

いくつもあり、もう読むまいと決めていましたが一度は読んでよかったと思います。

考えさせられる内容は作品によって違いますが、いずれも読書後に気持ちが引き締まり今もその感覚

が残っているからです。

全てがそうだとは言いませんが、有名な作品にはそうなる理由があるので忘れてしまうとしても一度は

目を通しておきたいですね。



  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 20:24Comments(0)日記

2017年09月19日

合格の次

こんにちは。

以前の記事で志望理由書や面接練習のお話をしましたが、先週大学合格第一号が

信州中野校から出ました!

いやー、めでたいです^^

これに続けるよう対策をしっかりせねば。

さて、今回のように推薦やAOで合格できた場合少し気掛かりがあります。

それは、入学後の学力試験組との学力差です。

言うまでもなく推薦・AOでの合格と学力試験での合格に貴賤はありません。

しかし、学力試験組と比較するとどうしても勉強の量は落ちてしまいがちです。

入学後に基礎(高校の勉強内容)が抜けてしまっていて苦労したという話も少なからず

耳にするので、合格決定後もある程度勉強の習慣は残しておきましょう。





細かいことをグダグダ言いましたがまずは合格することが第一ですから、無事受かった

人は思いっきり喜んでくださいね。


  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 18:09Comments(0)日記

2017年09月16日

くしゃみくしゃみ、時に+くしゃみ

こんにちは。

最近、鼻をグズグズさせている生徒さんがちらほら見られます。

私は夏や秋は花粉症が出ないのですが今日は何度か盛大にくしゃみをしました。

咳もそうなのですが、くしゃみをすると必ずと言って良いほど2回以上連続して出ます。

これにはきちんとそしてシンプルな理由があります。

それは「体内に侵入した異物が1回のくしゃみ(咳)では排出できなかったから」です。

(神経の話などもするともうちょっと複雑ですが、大体この理由です)

当たり前でわざわざ括弧まで付けて言うことではないかもしれませんね^^;

ただ、そうなるとくしゃみを少ない回数で済ませるにはどうすれば良いかが見えてきます。

そう、ドでかいくしゃみをして1回で異物を出し切ってしまえば良いのです。

まあ、外聞もあってそれができないから2、3回になってしまうんですけどね(笑)

くしゃみが止まらない人がいたら、「くさめ」と言ってあげましょう。

まず通じないでしょうが・・・


  


Posted by アーサー学院 信州中野校 at 20:28Comments(0)日記